【風岡香子のモラトリアム】

◇WEB小説レビュー
◇WEB小説レビュー

どうも、こんばんは。

師走の名にふさわしく、実に忙しい日々を送っているサルベージ船の船長(笑)流庵です(。-∀-)

数あるWEB小説の中に埋もれてしまっている良作をサルベージして

目次を作成するという名目でTwitterにて作品を募集し

船長が良作と判断したものを紹介していく、ブログでございます。

ということで、第5回ピックアップ行ってみよーそろー!

kakuyomu.jp

大学一年生の土橋桂介は、人生最後のモラトリアムと言われる大学生活をなんとなくやり過ごしていた。そんな生活が一年続き、学年末試験も終わり、春休みに突入した日、人生最後のモラトリアムを有効活用することに注力する、同じく大学一年生の風岡香子と出会う。香子との出会いをキッカケに、桂介の大学生活は急展開を見せた。

*1

ライトミステリ風味の現代ドラマ

正直に申し上げますと、適度に謎を提示したミステリー的な導入の上手さによって引き込まれ、続く二章、三章に渡る長めの日常パートによって、やや興味を削がれてしまい、続きを読むか迷ってしまったため、良作として取り上げるべきか悩んだ作品でもあります。

というのも、ミステリー系なんだなーと思って読み始めた直後に、あまり冒頭の部分と関係ない(実際は関係あるが、なさそうに見える)日常的な雰囲気に切り替わったため、あれ、ミステリーじゃないのかな?と、面食らったというか。

そして、そのパートが意外にも長く、あれ、本題どこいったの?という感じになってしまいました。

先日のツイートで、「読者が我慢して読むことはない」と発言しましたが、正直に言えば、この日常パートに関しては、少し我慢して読んだ節があります。

文体の読みやすさと、冒頭の謎が気になって結局続きを読み進めたわけですが……。

二章に渡る日常パートが、今後の展開にどう繋がってくるのだろうか?

その疑問が、続きを読ませたと言っていいのかもしれません。

冗長に感じたこの二章、三章が果たした役割は意外にも大きく、しっかりと伏線として機能していました。

四章以降のミステリーパートを読み進めたくなったのも、この二、三章があったからです。

ただ、私と同じように、二、三章を長く感じ、途中で読むのをやめてしまった方が多くいらっしゃるのではないかという点で、実に惜しいと感じました。

冒頭部分で引き込まれた方は、ぜひ四章に入るまで、読み進めることをお勧めします。

先に述べた通り、やや冗長気味に感じる部分もあり、良作として判断するか悩んだ作品ではありますが、わかりやすさ、読みやすさ、一見何気ない描写が後から生きてくる伏線の張り方や回収の仕方など、良いと思える点がたくさんあり、二部製作中とのことで、今後次第では化ける可能性が高い良作として、ピックアップさせていただいた次第です。

人生最後のモラトリアム、大人としてはばたく直前の、大学生というある意味での猶予期間を、彼らがどう楽しむのか。

作者様がどうお考えかはわかりませんが、私はこの「風岡香子のモラトリアム」を、良質な青春小説として推したいと思います!

風岡香子のモラトリアム は決して埋もれていい作品ではない!!

ということで、広大なカクヨムの海よりサルベージ完了!

ちょろまつ!

タイトルとURLをコピーしました