どうも、こんにちは。
サルベージ船の船長(笑)流庵です(。-∀-)
数あるWEB小説の中に埋もれてしまっている良作をサルベージして
目次を作成するという名目でTwitterにて作品を募集し
船長が良作と判断したものを紹介していく、ブログでございます。
この記事を書いているのは午前4時でございます(/ω\)
ひと月前は寝るのがこのくらいの時間だったのだけれど、この一か月は本当に180度反転し、早寝早起きになっております。
仕事に没頭していると、気づいた時には就寝時間という日々が続いていたので、先月はブログも小説もあまり触れることができなかったのですが、ようやく、そんな生活にも慣れてきて、どんな時に時間が空くのかつかめてきたような気がします。
ああ、いや別にブラックなわけではないですよ?会社的にはむしろホワイトだと思われます。
今忙しいのは、私自身が覚えることと経営の点からみて改善点が多いので、自主的に忙しくしているだけで( *´艸`)
むしろ仕事自体は楽しんでやっております(∩´∀`)∩
先日友人にも、お前休んでんの?とか言われましたが、好きなように楽しんで仕事させてもらっているので、苦痛に感じたことはなくて、趣味に近いのかもしれません。
文筆活動やブログという、こちらの趣味がおろそかになってしまっているのはややストレスではありますが、生活基盤を整えないと趣味もせいせいとできませんしね……w
っと、お見苦しい自分語りになってしまい申し訳ありません(∩´∀`)∩
ということで、そろそろ第22回ピックアップいってみよーそろー!!
リュミエール皇国、国立図書館。
そこに勤める訳ありアルバイトお嬢様セレスティーヌ・リシュリューは、とある修復士の助手をしている。
修復士サミュエル。愛称はサミュ。
物理的な損傷だけではない……「精神的に」傷ついた本を治す専門家である。
サミュエルとセレスティーヌは、今日も今日とて傷ついた本を治していく。
その本の思いを受け止めるために。
実に面白いオムニバス形式のファンタジー小説です。
文章的な部分は言わずもがな。流麗な言葉でありながら、理解しがたい文脈はなく、とっぷりと物語に溶け込むように読むことができた作品です。
また、王道ファンタジーらしい中世の世界観にあって、傷ついた本を治す修復士という独自性のある職をベースに、独特の世界観を展開している点も非常に面白いです。
登場人物が同じで、元となる世界がしっかりと認識させられているからなのか、修復する本が変わるごとに、異なる世界を感じさせる雰囲気と展開の面白さは見事としか言えませんでした。
そして、語り部であるセレスティーヌ、中心人物であるサミュエルの二人の心がとにかく温かい。
決して童話ではないのですが、童話のような雰囲気も感じさせ、その中にラブロマンスもあり、バトルはないのに確かに“戦い”があり、けれどそのどれもが登場人物と作中世界に寄り添って確固たる形としてまとまっている。
この作品が持つ読者を引き込む強さは、「優しさ」と「愛」なのだと思います。
作者様の本に対する愛が深くにじみ出た良作です。
本を愛するすべての人に読んでいただきたい。
サミュの図書館 は決して埋もれていい作品ではない!
ということで、広大なカクヨムの海よりサルベージ完了!
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